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保健衛生

プレコンセプションケアのススメ 

2026年5月1日 9時21分 更新     2026年4月13日 14時35分 公開

~「いつか」のために「今」からできる健康ケアを~

 

 「プレコンセプションケア(Preconception care)」とは? 
 

プレ(Pre)は「~の前の」、コンセプション(Conception)は「妊娠・受胎」という意味で「お腹に新しい命を授かる(妊娠)前の健康管理」を意味します。つまり、「妊娠前の若い世代から将来のライフプランを考えて、日々の生活や健康に向き合うこと」です。

🔗国立成育医療研究センターHP「プレコンノート」より引用


 

 なぜプレコンセプションケアが大切なの? 
 

若い男女が自身の健康と向き合うことは、将来のより安全な妊娠・出産・産後につなげるだけでなく、同時に今の自分自身を健康に保つために重要です。妊娠・出産のリスク(やせ・肥満・持病)を減らし、次世代の赤ちゃんの健康を守るほか、QOLの向上や将来的な生活習慣病の予防に繋がるため、すべての世代に大切なケアです。

 

 

 今日から実践!プレコンセプションケア! 
 

若い頃から自分で健康管理ができるようになると、生涯にわたって健康的な質の高い生活が送れることにつながります。今日からできることを始めてみませんか?


1.適正体重を守る

適正体重の範囲は、BMI値で18.5~24.9です。特に女性のやせ(18.5未満)は、貧血や将来の骨粗しょう症の原因になります。妊娠の場合は、低出生体重児の出産等の要因にもなります。
一方、肥満(25以上)は、糖尿病や高血圧など生活習慣病のリスクを高め、妊娠高血圧症候群等にもつながります。適正範囲に収まるように体重をコントロールすることが大切です。
また、男性の肥満も生活習慣病や不妊のリスクを高める報告があり注意が必要です

※BMI値とは、体重と身長のバランスから肥満度や低体重(やせ)を判定する国際的な体格指標
  BMI=体重(kg)÷身長(m)÷身長(m)



【BMIの目安(18歳~49歳)】(日本肥満学会の判定基準を参考に作成)

やせ 適正体重 肥満
18.5未満 18.5以上 25未満 25以上


2.栄養バランスを整える

1日3食きちんと摂り、できるだけ栄養バランスが整うように心がけましょう。なかでも葉酸は胎児の細胞分化に不可欠なビタミンで、ブロッコリー、ほうれん草、納豆などに多く含まれています。日本産科婦人科学会では妊娠前からの葉酸サプリメントの服用も有効としています。


3.適度に運動する

大人になるにつれて、運動から遠ざかってしまい、体力が低下しがちです。適正体重の維持には運動が欠かせません。また、運動は身体の健康だけでなく、こころの健康にもよい影響を与えます。運動不足の人は今よりも毎日10分長く歩くなど、身体活動量を少しでも増やしてみましょう。


4.禁煙する・受動喫煙を避ける

喫煙は、がん・心臓病など、全身の多くの病気と関連しています。妊娠を望む女性にとっては流産や早産、低出生体重児の出産等のリスクも高めます。また、受動喫煙も健康に影響を及ぼします。受動喫煙防止のルールを守りましょう。
 

5.適正飲酒を心がける

過度な飲酒が続くと、肝障害、膵炎や糖尿病、心疾患、高血圧、胃腸障害、がんなどの病気のリスクを高めるだけでなく、量のコントロールができなくなる状態『アルコール依存症』に陥るおそれもあります。お酒を飲むときは『適量』を心がけましょう。
また、妊娠中にお酒を飲むと、アルコールは胎盤を通って赤ちゃんにも影響し、胎児性アルコール症候群の原因になります。妊娠を考えたときからアルコールは控え、妊娠中は禁酒しましょう。


厚生労働省「健康日本21」によると、「生活習慣病のリスクを高める飲酒量」は、1日平均の純アルコールで男性40g、女性20g以上と言われています。

 

6.ストレスをためこまない

過度なストレスは不安や抑うつの原因になります。ストレスを溜め込まないように、自分なりの発散方法を見つけましょう。

 

7.健康診査・がん検診を受ける

生活習慣病やがんは、早期発見・早期治療が有効です。勤め先や町による健康診査を受けましょう。
🔗黒潮町HP「黒潮町特定健診・がん検診日程

 

8.歯科健診を受ける

健康な歯と口腔を保つためには、歯を失う主な原因であるむし歯や歯周病の予防が重要です。特に歯周病は、初期には自覚症状が少なく、進行してから気づくことが多いため、歯を失う最大の原因となっています。歯周病は、血管を通じて全身に炎症物質や細菌を広げ、心筋梗塞や糖尿病の悪化、早産や低出生体重児出産等を引き起こします。定期的な歯科健診を受診し、生涯にわたって重要な健康な口腔環境を維持しましょう。

 

9.感染症を予防する

感染症の原因となる病原体には男女にかかわらず不妊の原因になったり、将来の子どもの健康への影響を及ぼしたりする場合があります。下の表を参考に、正しい知識や予防法を身につけましょう。

【妊娠・出産に関連する主な性感染症】

項目 行動 備考
風しん ・母子健康手帳でワクチン接種歴を確認し、未接種であればワクチン接種を受ける(2回接種が必要) ・胎児への先天性風しん症候群を予防する
梅毒 ・性行為ではコンドームを使用する
・気になる場合は、検査や治療をパートナ-とともに受ける
・2013年以降男女ともに梅毒感染者が増加
・初期症状が分かりにくいので注意が必要
性器クラミジア感染症 ・性行為ではコンドームを使用する
・気になる場合は、検査や治療をパートナ-とともに受ける
・性感染症の中で最も感染者が多い
・感染が続くと不妊の原因になることがある
ヒトパピローマウイルス(HPV) ・性行為ではコンドームを使用する
・健診を受診し、HPV感染の有無を確認する
・子宮頸がんの主原因は性感染症 
・女性だけではなく男性も感染する

 

 プレコンチェックをしてみよう 


もっとすてきな自分になるために、未来の家族のために、できることから始めて、1つずつチェック項目を増やしていきましょう。
🔗国立成育医療研究センター「プレコンチェックシート
  ※チェックシートには男性用と女性用があります。

 

 プレコンノートを使ってみよう 
 

プレコンセプションケアのポイントを学びながら将来のライフプランを考え、日々の生活や健康と向き合ってみましょう。

🔗国立成育医療研究センター

 

 「プレコンセプションケア」について詳しく知りたい方へ 
 

🔗国立成育医療研究センター「プレコンセプションケアセンター
🔗こども家庭庁「プレコンセプションケア webサイト

 

 

 心配なことは一人で悩まず相談を 
 

こころのこと、からだのこと、不安だけど聞けない、聞くのは恥ずかしいなど、ひとりで抱え込まず相談してください。ほんの少しかもしれませんが気持ちが楽になったり、前へ進むことができたりするかもしれません。

🔗黒潮町”からだ”と”こころ”の相談
🔗高知県不妊専門相談センター「ここから相談室」
🔗こうちプレコン相談窓口

 

 

お問い合わせ

黒潮町こども家庭センター(健康福祉課 保健衛生係内)
電話:0880-43-2836

佐賀支所 地域住民課 保健センター
電話:0880-55-7373

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