○黒潮町難聴児補聴器購入費助成事業実施要綱
平成23年7月15日
告示第51号
(目的)
第1条 この告示は、身体障害者手帳の交付対象とならない軽度・中等度の難聴児(者)の補聴器購入費用の一部を助成することにより、言語の習得、教育等における健全な発達、日常生活におけるコミュニケーションの向上及び就労場面における能率の向上等を図り、もって福祉の増進に資することを目的とする。
(定義)
第1条の2 この告示において「補聴器購入費」とは、新たに補聴器を購入する経費又は別表第1に定める耐用年数が経過した後に補聴器を更新する経費をいう。
(交付対象児(者))
第2条 難聴児補聴器購入費助成金(以下「助成金」という。)の交付を受けることができる者(以下「交付対象児(者)」という。)は、町内に住所を有する者で、両耳の聴力レベルが30デシベル以上であり、身体障害者手帳の交付の対象とならない次のいずれかのものとする。ただし、医師が装用の必要を認めた場合は、30デシベル未満も対象とする。
(1) 18歳未満の難聴児
(2) 18歳の時点において両耳の聴力レベルが交付対象であった18歳以上の難聴者のうち、医師が軟骨伝導式補聴器装用の必要を認める者
2 交付対象児(者)が、身体障害者手帳の交付対象となる可能性のある場合には、あらかじめ身体障害者手帳の交付手続を行うものとする。
3 第1項の規定にかかわらず、助成金の交付申請を行う月の属する年度(4月から6月までにあっては前年度)における交付対象児(者)又は配偶者の市町村民税の所得割が46万円以上の場合は、助成金の交付対象外とする。ただし、交付対象児(者)が18歳未満の難聴児の場合は、この限りでない。
(助成対象となる補聴器の種類)
第2条の2 助成金の対象となる補聴器の種類等は、別表第1のとおりとする。
(助成金の算定基礎)
第3条 助成金の算定基礎となる額は、交付対象児(者)が補聴器購入費として町長が必要と認める額と別表第1の「1台当たりの基準価格」欄に掲げる額(以下「基準価格」という。)とを比較して少ない方の額とする。
(助成金の交付額)
第4条 助成金の交付額は、前条に定める額の3分の2(1,000円未満は、切り捨てる。)とする。
(所得審査)
第6条 町長は、交付対象児(者)の属する世帯の所得状況を調査し、第2条第3項の規定により対象外とならないことを確認するものとする。
4 事業の実施に当たっては、別表第2に掲げるいずれかの事項に該当すると認められるものを契約の相手方としないこと等の暴力団等の排除に係る町の取扱いに準じて行わなければならないこと。
(補聴器購入)
第8条 申請者は、交付決定後速やかに、難聴児補聴器購入費助成金交付決定通知書に記載された決定業者に給付券を提出し、補聴器を購入するものとする。
(費用の負担)
第9条 前条の規定により補聴器を購入した申請者は、補聴器購入費の一部を負担するものとする。
2 前項の規定により申請者が負担する費用(以下「自己負担額」という。)の額は、補聴器購入費から助成金の額を控除した額とする。
3 申請者は、購入時に自己負担額を業者に支払うものとする。
(費用の請求)
第10条 補聴器を納入した業者は、補聴器購入費から申請者が支払った額を控除した額を、難聴児補聴器購入費助成金請求書(様式第8号)に給付券を添付の上町長に請求するものとする。
2 町長は、前項の規定による請求があったときは、その内容を審査し、適当と認めるときはその請求額を支払うものとする。
(補聴器の管理)
第11条 補聴器の給付を受けた者は、補聴器を目的に反して使用し、譲渡し、交換し、貸付けし、又は担保に供してはならない。
2 町長は、申請者が前項の規定に違反した場合には、当該給付等に要した費用の全部又は一部を返還させることができる。
(台帳の整備)
第12条 町長は、補聴器の交付の状況を明確にするため、難聴児補聴器購入費助成台帳(様式第9号)を整備するものとする。
(再交付)
第13条 既に交付を受けている補聴器の再交付に係る申請については、前回の交付日から別表第1に定める耐用年数を経過していない場合は、原則として交付対象外とする。ただし、当該期間を経過する前に修理不能の場合又は災害等交付対象児(者)の責任によらない事情により毀損等した場合は、新たに必要と認める補聴器を購入する経費の一部を助成することができるものとする。
(その他)
第14条 この告示に定めるもののほか、必要な事項は、町長が別に定める。
附則
この告示は、平成23年10月1日から施行する。
附則(平成25年3月30日告示第22号5)
この告示は、平成25年4月1日から施行する。
附則(平成27年12月28日告示第78号)
この告示は、平成28年1月1日から施行する。
附則(平成28年12月8日告示第108号)
この告示は、公表の日から施行する。
附則(令和6年4月1日告示第50号の2)
この告示は、公表の日から施行する。
別表第1(第1条の2、第2条の2、第3条、第13条関係)
対象年齢 | 補聴器の種類 | 1台当たりの基準価格 | 基準価格に含まれるもの | 耐用年数 |
18歳未満 | 軽度・中等度難聴用ポケット型 | 4万3,200円 | ①補聴器本体(電池を含む。) ②イヤモールド (注)イヤモールドを必要としない場合は、基準価格から9,500円を除く。 | 原則として5年 |
軽度・中等度難聴用耳かけ型 | 5万2,900円 | |||
高度難聴用ポケット型 | 5万3,500円 | |||
高度難聴用耳かけ型 | 5万5,900円 | |||
重度難聴用ポケット型 | 6万8,500円 | |||
重度難聴用耳かけ型 | 8万700円 | |||
耳あな型(レディメイド) | 9万2,000円 | 補聴器本体(電池を含む。) | ||
耳あな型(オーダーメイド) | 14万4,900円 | |||
骨導式ポケット型 | 7万4,100円 | ①補聴器本体(電池を含む。) ②骨導レシーバー ③ヘッドバンド | ||
骨導式眼鏡型 | 13万700円 | ①補聴器本体(電池を含む。) ②平面レンズ (注)平面レンズを必要としない場合は、基準価格から1枚につき3,800円を除く。 | ||
制限なし | 軟骨伝導式 | 20歳未満 15万円 | 補聴器本体(電池を含む。) | |
20歳以上 30万円 |
(注) 助成対象の補聴器であって受信機、ワイヤレスマイク又はオーディオシューを必要とする場合は、次の表に掲げる額の範囲内で必要な額を加算することができる。また、受信機、ワイヤレスマイク又はオーディオシューのみを必要とする場合は、単独で助成の対象とすることができる。
補聴システム | 1台当たりの基準価格 |
受信機 | 9万7,300円 |
ワイヤレスマイク | 13万5,400円 |
オーディオシュー | 5,250円 |
別表第2(第7条関係)
1 暴力団(黒潮町暴力団排除条例(平成22年黒潮町条例第23号。以下「条例」という。)第2条第1号に規定する暴力団をいう。以下同じ。)又は暴力団員等(同条第3号に規定する暴力団員等をいう。以下同じ。)であるとき。 2 条例第11条の規定に違反した事実があるとき。 3 その役員(業務を執行する社員、取締役、執行役又はこれらに準ずる者をいい、相談役、顧問その他いかなる名称を有する者であるかを問わず、法人に対し業務を執行する社員、取締役、執行役又はこれらに準ずる者と同等以上の支配力を有するものと認められる者を含み、法人以外の団体にあっては、代表者、理事その他これらと同等の責任を有する者をいう。以下同じ。)が暴力団員等であるとき。 4 暴力団員等がその事業活動を支配しているとき。 5 暴力団員等をその業務に従事させ、又はその業務の補助者として使用しているとき。 6 暴力団又は暴力団員等がその経営又は運営に実質的に関与しているとき。 7 いかなる名義をもってするかを問わず、暴力団又は暴力団員等に対して、金銭、物品その他財産上の利益を与え、又は便宜を供与する等直接的又は積極的に暴力団の維持又は運営に協力し、又は関与したとき。 8 業務に関し、暴力団又は暴力団員等が経営又は運営に実質的に関与していると認められる者であることを知りながら、これを利用したとき。 9 その役員が、自己、その属する法人その他の団体若しくは第三者の利益を図り、又は第三者に損害を加えることを目的として、暴力団又は暴力団員等を利用したとき。 10 その役員が暴力団又は暴力団員等と社会的に非難されるべき関係を有しているとき。 |